厚生労働省の助成金は国の政策や労働情勢の変化に伴い、内容や支給の条件が変わることがよくあります。常に最新情報を持っていないと、使えたはずの助成金ももらうことができなくなります。

助成金の種類は非常に多く、すべてを把握することは困難です。

確実に受給するには定められた要件を満たしていなければなりません。申請のノウハウやポイント、きちんとした計画書がなければ窓口は通りません。
まずは、きちんとした知識を頭に入れて、最新の情報を取得しておくことが重要です。

人材確保等支援助成金に2019年4月より働き方改革支援コースが追加予定です。
受給するには時間外労働等改善助成金を受けた事業主であることが必要です。
時間外労働改善助成金を受給したのち、新たに労働者を雇い入れ、1年間の定着を達成した場合に労働者1人当たり60万円(40万円)の助成を行うことになります。

例えば労働者12人の会社が11時間の勤務間インターバル制度を実施し、112.5万円の食洗器の購入、133,334円の就業規則改定や新規作成でを費用を支出すると・・・

平成31年度の時間外労働等改善助成金(勤務間インターバル導入コース)予定

30人以下の労働能率の増進にかかる経費は4/5の助成、
① 112.5万円の4/5で90万円
就業規則改定費用は3/4の助成
② 133,334円の3/4で10万円
合計100万円の上限額受給になります。

時間外労働改善助成金の助成金の対象にできるものは幅広く

就業規則の改定費用、勤怠管理システム導入費用、求人広告費や

「労働能率の増進に資する設備・機器等の導入・更新」として

POS装置を導入し在庫管理の負担を軽減する(小売業)
自動食器洗い乾燥機を導入し食器洗い作業の負担を軽減する(飲食店)
成分分析計を携帯型のものに更新し作業場と事務所間の移動時間を削減する(製造業)
入出荷システムを導入し入出荷と在庫管理を連動させ業務の効率化を図る(倉庫業)
ダンプカーを追加導入し待ち時間を削減することで時間外労働を縮減する(建設業)
業務システムを導入し生徒の成績管理等の業務の効率化を図る(学習塾経営)
美容機器を更新し複数の施術を1台で行うことで移動時間を削減する(美容業)
3DCAD専用機を導入し作図に要する時間を縮減する(設計業)

が予定されており、あらゆる業種で使う機械や設備が対象になります。

人材確保等支援助成金・働き方改革支援コース予定

では、新たに4人の労働者を雇い入れ、一定の雇用管理改善を達成した場合に60万円×4人で240万円の受給ができる予定です。

1人あたり60万円 ※ で、1企業につき10人分が上限となる。(最大600万円)
※ パートなど短時間労働者を雇い入れた場合の助成金は1人40万円
支給は時間外労働改善助成金を行った後雇い入れてから1年後となりますので2020年~2021年になります
生産性要件付きで認められた場合は1人あたり15万円(正社員の場合)の助成金の加算をする。
10人全員採用して定着させると最高750万円となります。

パブリックコメント募集(平成31年3月23日まで)より

7.人材確保等支援助成金
働き方改革支援コースの新設
【新設制度の概要】
時間外労働等改善助成金(時間外労働上限設定コース、勤務間インターバル導入コース及び職場意識改善コースに限る。)の支給を受けた中小企業事業主であって、雇用管理改善のための計画を策定し、新たに労働者を雇い入れ、及び人員配置の変更、労働者の負担軽減その他の雇用管理の改善に取り組んだ事業主に対して、次のとおり助成する。

《支給額》
雇い入れた労働者1人当たり60万円(短時間労働者の場合は、40万円)
※10人分を上限とする。
※生産性要件を満たした場合、追加的に雇い入れた労働者1人当たり15万円(短時間労働者の場合は、10万円)