従業員の自律的なキャリア形成支援を

厚生労働省は、「グッドキャリア企業アワード2020」への応募受付を開始しました(応募受付期間は2020/9/1~10/9)。

この賞は、従業員のキャリア支援の取組を推進している企業等を表彰し、その理念や取組内容、具体的な効果等を社会に広め、定着を期すことを目的としたものです。

具体的な「グッドキャリア」の在り方は各企業の経営理念などに応じて多様に設定されうるものですが、その実現に向けて、従業員がキャリアビジョンについて考える機会の設定や、人事・教育訓練制度の充実などを積極的に推進している企業を「グッドキャリア企業」としています。(公式サイト「2019アワード概要」より)

「キャリア支援」の内容については、次の3つの観点から評価されます。

①「キャリア支援の特徴、理念」

自社におけるキャリア支援の特徴の理解度、人事管理上の課題や人材育成ビジョン・企業ビジョンとの有機的な関連性

②「キャリア支援の取組」

キャリア形成について考える機会、キャリア形成に資する職業能力開発・自己啓発の機会や職業能力評価の仕組みの有無、それらが定着しているか 等

③「キャリア支援による効果等」

具体的な効果、経営・人事管理上の課題の解決につながっているか 等

これらの観点から、「大賞」と「イノベーション賞」が決定されます。

 

受賞企業の取組事例

応募を受け付けている公式サイト「グッドキャリアプロジェクト」(https://career-award.mhlw.go.jp/)では、過去の受賞企業の取組が紹介されています。

たとえば、従業員45人の建設業の企業では、外部教育機関や取引先との連携による能力開発を実施し、経営幹部と従業員がキャリア目標を考えるための面談を行うなどの取組を進め、生産性や技能の向上による顧客満足度の向上、自主性をもつ従業員の増加などの効果が報告されています。

いまはまだ準備が整っていなくても、今後の取組のために、一度サイトをご覧になってみてはいかがでしょうか。

社員のキャリア形成と企業の成長を一体に考えていきたいですね。

※株式会社エムエムアイが運営する当事務所所属のデイリーコラムより抜粋。所属士業の先生方が執筆しています。(リンク)

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経済社会の構造変化、職業生涯の長期化に対応していくため、企業が従業員のキャリア形成を支援することの重要性は言われているものの、まだ十分に浸透しているとはいえず、その啓発の意味も含めて創設されたものです。

2019年度は大賞とイノベーション賞がそれぞれ5社表彰され、これまでに78社が表彰されています。大企業だけでなく中小企業もその取組を評価されて表彰されています。

 

厚生労働省リリース

https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_13168.html

 

「グッドキャリア企業アワード2020」リーフレット

https://www.mhlw.go.jp/content/11805001/000664047.pdf