転職シーズンはいつ

例年、年度替わりの3月4月頃は年間で最も中途採用が多い時期です。

その理由は事業年度が変わる事で多くの企業で新事業の開始や組織再編等が行われ異動したり退職したりする人も増え、それに伴い新規募集も増える時期だからです。新入社員研修が行われるのも4月が最も多い時期です。

他に転職者が増える時期は夏季賞与の後や秋採用(10月)の前、冬季賞与の後の年始ころです。

転職市場も売り手市場

転職市場は年々広がり続けています。日本経済新聞の記事によればリーマンショック後に大きく落ち込んだ転職者数は順調に回復し昨年7年ぶりに300万人の大台に乗ったそうです。

「DODA転職市場予測」によれば、今年上半期の求人数の増減見込みは11業種のうち「増加」が3業種「緩やかに増加」が5業種「横ばい」3業種との事です。

転職の特徴として「離職後の給与の方が転職前より上がる」傾向がある事です。

厚労省の「転職入職の賃金傾向」及び「雇用動向調査結果の概況」によれば平成27年を境に「転職で給料増」の方が「転職で給料減」より上回り続けています。

もう1つの特徴としては中年層以上の転職者が増加している事です。総務省の調査によれば昨年45歳から54歳の転職者は平成14年以降で最多の50万人もいると言う事です。

企業への影響

このような転職事情の活性化は企業にも少なからぬ影響をもたらします。

積極的に中途採用したい企業は、採用条件を上げて人材確保を考える為人件費のコスト増加にもなってきます。

又、採用の予定が無い企業にとっても自社の従業員が良い待遇を求めて他へ流出しやすい時代でもあります。今は全体的に人手不足ですが、転職市場においても売り手市場は当分続きそうです。

従業員が必要以上に不満をため込まず、モチベーションが下がらない体制を保つための経営努力が求められると言えるのかもしれません。

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転職市場は活況。ITによる省力化や新ビジネス創出の中で「次のステージ」を

2017年上半期(1月〜6月)の転職市場における求人数の増減の見込みは、11分野のうち[増加]が3分野、[緩やかに増加]が5分野、[横ばい]が3分野。求人全体としては、2016年下半期の高い水準のまま、さらに緩やかに上昇を続けそうです。

これから3月の年度末をめどに転職をしようと考える人が増える時期ですが、企業もまた、年度の採用計画の達成に向けてもう一段ギアを入れ直すタイミングです。企業の人材不足感は引き続き高く、製造業の一部では、次年度の予算を繰り上げて前倒しで採用に注力する企業も出ています。

政府は「働き方改革」を掲げ、「長時間労働の是正」と「同一労働同一賃金」を柱とし、在宅勤務や副業など柔軟な働き方を目指すとしています。この動きによって、企業の勤務体系にもやがて変化が出てくることになるでしょう。しかしそれを待たずして、長く続く人材不足を解消しようと、待遇や就労環境を改善する企業も数多く見られます。そうした背景から、もしすでに転職しようという気持ちが固まっているのであれば、早めに転職活動を始めてしっかりと情報を集めることで、より自分の希望条件に合った転職先を見つけられる可能性が高く、未経験者にもチャンスが広がっている市場環境だと言えます。

DODA転職事情予測2017年上半期予測より